Nikon Df
2013年頃まで、デジカメと名乗れる物はコンパクトカメラ以外手を出しておらず、ずっとフィルムカメラのNikon F3を使ってました。
理由は当時発売されてたカメラに、どうしても見た目の好感が持てなかったからです。
こういうガラパゴスな考えを当時はずっと持ち続けており、現在は払拭してますが『見た目』という観点からカメラを選んでたって事がよく分かります。
2013年、NikonよりDfが発表された時、
『よし!お金貯めて買おう』
と思い、2015年5月25日に晴れて購入する事が出来ました。
購入したのはレンズキットですが、星景撮影の為に別途大三元の14-24 F2.8も購入しました。
ゲットしたあの時の嬉しさは今でも覚えていますが、どこに行くにもDfを携えて出掛けてました。
初のデジタル一眼レフカメラだったので、
『写真を撮るのが簡単になったな』
ってのが、Dfゲットして撮影始めた時の感想です。
ISO感度は自由に設定出来、撮影した写真はその場ですぐに確認出来、撮影後に色味などを変更する事が出来るので、これで撮影出来ない物なんてあるのか?なんてガラパゴスみたいな事を本気で思ってました。
Df購入以降色々なカメラをゲットしましたが、Dfだけは最近まで使っていました。
Nikon Zf
Nikon Zf
最近 Z8に続いて、Nikonから発売されたZfも導入しました。
前玉の大きなレンズが好きな変態なので、フォクトレンダーノクトンの50㎜F1を購入してZfに装着してみました。
うん、好きなスタイル笑
この大きなレンズの前玉が見えてる姿が好きなんです。
Zf本体はそこそこ重量があると言われますが、私はそこまで重くは感じませんでした。
フィルム時代からカメラ使ってるので、重量はこんなもんだと思ってます。
そもそも重量のあるカメラの方が、質感がよく感じるので私は好きです。
ただし、このノクトン50㎜F1とのセットはそこそこ重量を感じますが笑
フィルム時代に便利なF4ではなくF3を選ぶ私には、このZfは持つ喜びを感じさせてくれる意味でも、いつも側に置いておきたいカメラです。
Dfに続いてペンタ部のNikon文字が縦になってる所も、私には大きなポイントです。
ちなみに再度言いますが、 Z8はめちゃくちゃいいカメラです!
#Nikon Zf
KAWASAKI ZEPHYR2台目
ゼファー納車日、初めて乗った時のことは今でも覚えています。
『なんて乗りやすいバイクなんだ!』
これが素直な感想です。
400cc上限値の59馬力には程遠い46馬力しか発しない空冷並列4気筒DOHC2バルブエンジンは、非力など全く感じることなく、低中速域のトルクも豊富で非常に走りやすいパワー特性でした。
これに乗って色んな所に行きましたが、長距離走っても疲れにくく、心地良い空冷サウンドを奏でながら走る楽しさは格別でした。
カワサキやるなぁって、正直思いました。
しかし約1年後に盗難に遭い、火の玉が描かれた姿で出てきた時は泣きそうになりました。
たまたま盗難保険に入っており、修理するよりも新車の方が手っ取り早く用意出来るとの、某RBバイクショップさんから連絡がありました。
ただその新車は長期在庫になってる赤なので、元々乗ってた濃紺に塗ってから納車してくれる事になりました。
こうする理由は、このゼファーが売れに売れてましたので、いつ入荷するか分からないから、と言ってました。
この2台目ゼファーが外れバイクで、1台目と比べるとなんかスムーズさが感じられず、クラッチ板の張り付きを起こしていて、某RBに持って行っても、
『こんなもんだよ』
で片付けられる始末。
当時の大学生の私には、そもそもクラッチ板の張り付きなんて知らないことでしたので、情け無いことに言い返す術がありませんでした。
今ならそうなった原因もハッキリしてるんですけどね。
結局某RBで言いくるめられて何も対処してくれず、車体からはとうとうオイルが漏れ出しました。
そしてまたまた盗難に遭いました。
前回は前輪U字ロックとチェーンをロックするタイプでダメでしたので、今度はその2つ+ディスクロックと後輪にぶっ太いロックを付けてましたがダメでした。
しばらくして盗まれたゼファーはフレームのみの骨組みで見つかり、その悲しい姿をした愛車を見てるともうバイクに乗るのが嫌になってしまい、バイクを降りる決意をしました。
KAWASAKI ZEPHYR
小学生の頃、何かの雑誌でカスタムされた750RS、通称ZⅡを見てカッコ良さに衝撃を受けたのが、私のバイクへの興味の始まりです。
1980年代の世の中はバイクブーム一色で、各メーカーはレーサーをベースにしたような市販車を、毎年のようにモデルチェンジで発売してるような感じでした。
私は高校生の頃、50ccですがバイクのレースに参加してましたが、貧乏な私には、いくら50ccと言えどバイクのレースはお金がかかります。
特にタイヤ代は、高校生の私には重くのしかかっており、自慢ですが、出場すれば優勝する位にはなってた(あくまでも地方の50ccレースです笑)ので、ずるずるとレースには出場してました。
大学生になってから、大学に通わずバイクのレースばかりしており、このままステップアップするか、大学を選ぶかの選択を迫られ、頭の悪い私は大学を選び、レースの世界から卒業してしまいました。
この選択は今でも後悔してます笑
レースの世界から卒業してもバイク大好きだった私は、TZR250 3MA(サンマ)やVFR750R(RC30)にそっくりなVFR400R(NC30)などを筆頭に、気になるバイクが目白押しでした。
次々と発売されるレプリカマシンを尻目に、そんなバイク乗ったらレースの事を思い出してしまうと思い、1台の普通のバイクを購入することにしました。
KAWASAKI ZEPHYR(ゼファー)
レプリカブーム真っ只中に、カワサキが突然空冷並列4気筒DOHC2バルブのバイクを発表。
400ccはメーカー自主規制で59馬力が上限(当時)で、400ccの馬力は上限が当たり前の時代に、なんと46馬力の空冷2バルブで出してきたのです。
これが大ヒットして、ネイキッドという言葉を生み出す程、売れに売れてました。
私もこのゼファーを購入するのですが、理由は先程述べた通りレプリカではなく、バイクが急かして来ないしゆっくり走れそう&憧れのZⅡと同じメーカー&同じ空冷並列4気筒エンジンという理由です。
型はC3になります。
モリワキワンピースマフラー&タンクエンブレム変更位しかいじってませんでした。
それ位、仕上がってたバイクでした。
Nikon F3
当然ですが、F3はその後の私のメインカメラとなりました。
どこに行くにもF3を携えて、下手な写真をたくさん量産しました笑
Ai-S 28-85㎜ F3.5-4.5というズームレンズを主に使ってましたが、中々良い感じにオートフォーカスに慣れた私はマニュアルフォーカスに苦戦しました笑
このズームレンズ、広角28㎜時のマクロ機能が付いてて面白いレンズです。
クセも少ないレンズで、解像度として捉えると現代のレンズと比べるのは酷ですが、今でも雰囲気のあるいい描写をしてくれます。
(通常28㎜時)
(マクロ28㎜時)
望遠側85㎜ではコンパクトですが、広角28㎜側で鏡胴が伸びるタイプです。
F3購入後に、50㎜1.4単焦点レンズが付いた憧れのCanon A-1も安価で手に入れました。
憧れの機種でしたのでF3と一緒に連れ回しましたが、マニュアルフォーカス機を2台連れ回しても、結局私のようなアマチュアは1台あれば充分なことがわかったので、しばらくしてA-1は手放しました。
A-1は憧れてただけあって非常にいいカメラ・面白いカメラでした。
しかしながらF3にどっぷり浸かってましたし、何よりもA-1に比べてF3はファインダーが見やすく綺麗でしたので、撮影してる時の写欲がF3の方が圧倒的でした。
正直、私の価値観では全ての面でF3がA-1を上回ってたと言えると思います。
ま、Nikonのフラッグシップ機なので当然かもしれませんが、これがCanonのフラッグシップ機NEWF-1とかだったらどうなってたかは、今でも使ったことがないので何とも言えません笑
もしこれからフィルムカメラで撮影を始めようとする方は、状態の良い個体ならば、フィルムカメラの入門機としてもF3はかなりおすすめ出来ます。
Nikon F3との出会い
EOS10QDは本当にいいカメラでしたが、私の一眼レフでの原点はCanon AE-1プログラムであり、触ってもないA-1です笑
マニュアルでピントを合わせて、絞りとシャッタースピードを決めて(プログラムオートもありますが)、シャッターを押してフィルムを巻き上げる。
これが私の知ってる一眼レフカメラなのですが、EOS10QDはシャッターボタンを半押ししたら、全てをカメラが決めて写真を撮ってくれ、フィルムまで自動で巻き上げてくれます。
既にそのような撮り方が当たり前になってた時代なので、特別何も思わなかったのですが、何かしらの物足らなさを密かに感じてたんだと思います。
そんな私の目の前に現れたカメラがあります。
縛り優先のみ搭載してる、プロユースのマニュアル一眼レフです。
私の大学卒業当時のNikonフラッグシップ機はF4でしたが、F3も併売されてました。
大学卒業間際に、あまり写真を撮らない友人がカメラを購入したとの事で見せてもらったのがF3ですが、写真を撮る時にマニュアルでピントを合わせてシャッタースピードを決めて撮る。
シャッターを押すと、カシャッ!っと歯切れの良いシャッター音。
そしてフィルムを巻き上げる。
この行為がたまらなくて、忘れていた何か‥小学生の頃友人が見せてくれたAE-1プログラムを思い出した感覚に襲われました。
特にF3のフィルムを巻き上げる気持ち良さは、後に手にするLeica M3と同等かそれ以上と言ってもいい位、いつまでもフィルムを巻き上げていたい程に私を虜にしました。
そんな私が我慢出来るはずもなく、大学卒業の1年後、Nikon F3を相棒にしちゃいました。
もちろん新品で購入しました。
あれから30年以上経った今現在でも、故障など全くせずに私の手元にあるF3。
フィルムを入れて写真を撮ることはかなり少なくなりました。
たまに防湿庫から出して空シャッターを切ってますが、今でもシャッターを切って巻き上げては1人で悦に入っています。
一眼レフとの出会いと購入
私が小学生の頃に使っていたカメラは、機種名は忘れてしまった(AL-Eだったかも)が、ミノルタのレンジファインダー機でした。
Leicaのように二重像でピントを合わせるタイプですが、決してファインダーが見やすい訳ではなく、中々に扱いの難しいカメラだった記憶があります。
ある日、とある友人が父親からカメラをもらったとかで持ってきたのが、Canon AE-1 プログラム。
カシャッカシャッと歯切れの良いシャッター音、プログラムオートやシャッタースピード優先で撮るという特別感、そして何よりもファインダーを覗いた時に見える景色の綺麗さには驚きました。
今の時代では邪魔な存在にすらなろうとしてる、シャッターを切ると一瞬ブラックアウトするところも魅力的でした。
それが初めて一眼レフに出会った瞬間です。
私も一眼レフ欲しい笑
しかし、私は片親で決して裕福ではない家庭でしたので、一眼レフ機なんて夢のまた夢。
友人のAE-1プログラムに対抗するには、A-1しかないと勝手に思い込んで、A-1のカタログがボロボロになるまで毎日見てました。
結局何だかんだとミノルタのレンジファインダー機をずっと使い続け、自分のカメラを手にするのは、ずっと後の大学1年の時になるんですが、購入したのは、
Canon EOS10QD
という、オートフォーカスのカメラでした。
(右がEOS10です)
当時レンズキットの価格で10万以上した記憶があります。
学生にはとんでもなく高価な買い物でした。
ミノルタレンジファインダー機からすると、かなりのステップアップになりますね笑
EOS10QDは、キットレンズの35-135 F4-5.6で撮っても、特に人物の色味が抜群でした。
オートフォーカスだし、そこら辺にいる人にお願いして写真を撮ってもらう事も可能な、全自動カメラみたいな物です。
あえてマニュアルなんて使わなかったし、とにかく文句のつけようがないカメラでした。
そう、文句なしなのです。
大学在学中、ふつふつと沸いてくる物足りなさにハッキリと気付いたのは、大学も卒業してからになります。